ヒューマンウェア・ネットワーク推進機構は、ロボット、情報処理、環境、化学システム、ソフトウェア、メディア、自治体など様々な専門分野、異なるバックグラウンドを持つメンバーが集まり2002年9月に設立しました。当時と比較しIoTやAI、ロボットの産業応用などの進展は著しいものがあります。

その一方で高齢化のさらなる進展や少子化などにより日本は既に人口減少社会に突入しています。団塊及びその後の世代の大量退職が進み、日本の活力基盤が脆弱化してきています。こうした定年などにより組織から離れた人材が、豊かな知識や経験を有しながら社会に還元する場がないとすれば、大きな損失です。

私たちの事業ドメインでもある産学官金連携、社会連携などを軸にした新しい組み合わせにより産業イノベーションを創出するとともに働き甲斐、生き甲斐など社会の質的充実につなげなければなりません。 ヒューマンウェア・ネットワーク推進機構ではシンクタンク機能を発揮しながら、社会に埋もれているリソースに光を当てるとともに個人の活動の基盤となるプラットフォームの提供を新たな目標に掲げたいと考えています。

 

特定非営利活動法人ヒューマンウェア・ネットワーク推進機構
理事長 福田敏男


(IEEE 2020 会長 名古屋大学名誉教授・特任教授、早稲田大学特命教授、エジプト日本科学技術大学 研究副学長・教授、ムーンショット プログラムディレクター(PD))

注)IEEE: Institute of Electrical and Electronics Engineers